棗・宝珠・萌芽・立竹・鏡花・方舟用の素材
薫風(くんぷう) | 黒地に緑のマーブルです。 深い緑で夏の濃い色の葉を思わせます。 この素材を使った商品の注文はこちらから→素材「薫風」 |
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江月(こうげつ) | 黒のベースに黄のマーブル。 《情景》 夜の隅田川の水面にゆらめく明るい月影。 服部南郭の『夜墨水(ぼくすい)を下る』という漢詩は「金竜山畔 江月浮」という句か始まります。隅田川を舟で下ってゆく情景を表したものですが、その月影の様は、金の竜が走ってゆくようだと詠っています。 ほの暗い水面に浮かぶ月。幻想的な夜を感じるマーブルです。 出典:漢詩『夜下墨水』服部南郭作 金龍山畔江月浮ぶ |
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深海(しんかい) | 黒のベースに、深い青のマーブルです。 《情景》 波荒立つ海面とは違った、神々しいまでに全てを浄化する深海をイメージした色合いです。 見ていると、心が落ち着くような深い深い藍色です。 |
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神龍(しんりょう) | 黒地に白褐色のマーブルです。 《情景》 仙人が来て遊んだという、神聖な富士山の頂きは、雲の上に高く聳えています。 山頂にある洞中の深い淵には、神龍が年久しく棲みついていると伝えられています。 この漆黒の中に現れた白褐色の震えるような渦に、その神龍の姿が見えました。 出典:漢詩『富士山』(石川丈山作) 仙客來り遊ぶ雲外の巓 |
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丹心(たんしん) | 黒のベースにに赤のマーブルです。 《情景》 意味は「まごころ」。 |
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日暮(にちぼ) | 黒のベースに朱のマーブルです。 《情景》 下町を代表する日暮里は、当社にも縁の深い土地です。 そして、下町の夕暮れ時の空、景色をイメージして作りました。 |
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若葉(わかば) | 黒地に黄緑のマーブルです。 春先から初夏にかけてのみずみずしいグリーンです。 かつて、「薫風2012」という名前で販売していたこともありました。 この素材を使った商品の注文はこちらから→素材「若葉」 |
立竹・矢立の素材
曙(あけぼの) |
黒をベースにした落ち着いた赤のマーブルです。
この素材を使った商品の注文はこちらから→素材「曙」 |
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風(かぜ) |
黒をベースにした、落ち着いた青のマーブルです。
この素材を使った商品の注文はこちらから→素材「風」 |
【コラム】どうして立竹・矢立だけエボナイトの製法が違うの?!
<マーブルエボナイトには「成型」と「押し出し」の二つの製法があります>
まず、こう覚えておいてください。 <押し出し製法とは>ベースとなる黒素材と色の素材を押し出し機械に入れ、練りながら圧力をかけてチューブ上の口金から押し出す製法。 出来上がった素材は、加工をしないストレートな軸では縦ストライプのようなシンプルな模様ですが、竹のようにカーブをつけて削ることで、木の幹の年輪のような美しい柄が浮き出ます。<成型製法とは> ベースとなる黒素材と色素材を手で重ねてローラで練り、色の出方、模様を見ながら調整することをくり返し、筒状に丸めて金型に入れて成型する方法。 写真左:薫風、写真右:成型する金型 <まとめ> ・機械による作業が多くを占めるのが「押し出し」で、竹の節のように軸を削ると神秘的な模様がでるので、立竹・矢立に用います。 ・手で試行錯誤しながら仕込むのが「成型」です。ストレートな軸形状でも美しい模様を楽しめるので、ほとんどの軸の万年筆に用います。 素材の特長を、製品の良さに生かしているわけです。 |