ごあいさつ
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当店にお越しくださいまして、誠にありがとうございます!
昭和27年創業の日本で唯一、エボナイトを製造している(株)日興エボナイト製造所の直販ショップです。

かつて、日本にはたくさんのエボナイト工場が ありました。今はエボナイト工場は日本で弊社だけ…。世界でも2社だけ…。
自然素材である天然ゴムと硫黄から作られたエボナイトには、電気を通さない絶縁性、酸性にもアルカリ性にも強い耐薬品性など優れた性質を持ち、絶縁体などの電気部品から、ボウリングの玉、万年筆、など、多くの用途に利用されていました。
しかし、より大量生産に向いたプラスチックの出現により、エボナイトは徐々に必要とされる場が少なくなりました。

本当にこのままで良いのだろうか? 
大量生産、規格に向いたプラスチックや樹脂が溢れる影で、エボナイトという素材がこの世から消え失せてしまっていいのだろうか?

寂しさを感じました。

確かにエボナイトは、生産するのために多くの工程を経なければならず、職人技も必要だし、手間がかかる。紫外線に反応すると変色するなどの特性もある…
それでも、それを補ってあまりある優れた特性がたくさんあるように思えてならないのです。
手に馴染むしっとりとした質感おおらかな雰囲気水や薬品に強い点
また、数年の研究開発を経て作り出した「カラーマーブルエボナイト」という、美しい素材があります。

そうだ!エボナイトの良さを広めてゆくのは、私たちしかいない。
もっと皆様に触れて頂く様に、私たちこそ頑張らなければならない…

もっと多くの方にエボナイトを知っていただき、生活の中で使っていただく為に、今、私たち(株)日興エボナイト製造所は使命感に燃えています。

>こうして、当ショップ「下町のエボ屋さん=笑暮屋=Ebonize Your Life!」は生まれました。

現代人は知識や利便性に頼りすぎて、本能的な感覚が衰えて来ているような気がします。
エボナイトは、手に持った時、「おっ、なんか良い!」と思わせる何かを持っています。

この、ものを持った時に感じる触感、本能的な感覚を研ぎ澄ませて頂ければ、きっとエボナイトを好きになってもらえるのではないか、そう思っています。

これから、エボナイト製のいろいろなものをリリースしてゆきます。 是非、エボナイトを知って、感じて下さい。エボナイトを生活に取り入れて、使い込んで頂ければこんなに嬉しいことはありません。

代表
エボナイトについて

生活の中で使っていただけるもの。

そのようにエボナイトを位置づけています。
現代の華美で煌びやかな製品に慣れた目からすれば、当店のエボナイト製品は落ち着いていて、あまりにも静かに見えるかも知れませんが、なかなかの存在感を持っています。

当店のエボナイトは100%天然もの。
天然ゴムと硫黄で出来ています。
優しい手触りで、ふと心がなごみます。

価格も懐にやさしく、を心がけています。
パーツのひとつひとつがほとんど手作りで、多くの職人の手を経るので価格を抑えるのも難しいのですが、少しでも皆様に使ってもらいたい、という思いをこめています。

生活価格を目指しています。

EbonizeYourLife! 

私の万年筆

私にとっての最初の万年筆は、酒井栄助さんの手によるインキ止め式の万年筆でした。 

物心ついたころ。小学生だったように思います。
「うちは何を作っているの?」と父に尋ねました。
「エボナイトだよ。」
「エボナイトってなに?どんなものに使われてるの?」
「例えば、万年筆だよ。」「まんねんひつって、なに?」
「これだよ」と手渡された1本の黒い万年筆。

職人・酒井栄助氏によって作られたインキ止式の万年筆でした。

酒井氏は、古くから祖父(故・遠藤勝造:弊社創業者)の吟剣詩舞道の仲間でした。
その酒井氏から贈られ、父に譲られたものでした。

「書く時は、尻軸をゆるめる。」
「へぇ……」

それから数十年、万年筆とは無縁で過ごしてきました。
再度使うようになったのは、社会人になって数年後、弊社に後継ぎとして入社してからです。
ボイラー技士の資格試験勉強で、腕の疲れない筆記用具を求めていました。
万年筆の心地よい書き味に勉強がはかどり、大きな力となってくれました。
それ以来、万年筆は日常的に使うものとして、常に私の側にあるものとなっています。
今使っているのは、「萌芽」の懐中サイズ(細)。色は「碧巌(へきがん)」(黒+青)です。
社外講習などで長時間書き取っても疲れないので、 自社製品ながらとても気に入っています。
万年筆とマーブルエボナイトの、手放しがたい魅力に、私自身がハマってしまいました。
皆さんにもこの良さをもっと知ってもらいたい!と思っています。